2014年12月31日水曜日

マケルナ会へ賛同を寄せてくださった皆様へ


2014年10月6日に「負けるな北星の会!」を発足して以来、励ましの言葉やカンパを大勢の皆さんからお寄せいただきました。
心から感謝を申し上げます。

また、歴史的な英断をくだされた北星学園大学関係者の皆様にも、改めて敬意と感謝を表します。

報道によれば、大学への攻撃が再開し激しくなっているとのことです。
脅迫によって自由な発言が封殺される、そんな社会を決して許してはなりません。

私たちは46人の呼びかけ人の皆様に支えられながら、来年も皆さんと一緒に活動していきたいと考えております。
どうかよろしくお願いいたします。

また、植村隆さんから皆様へのメッセージをお預かりいたしました。
以下に掲載させていただきます。

新しい年、皆様の御健勝をお祈りいたします。

                              201412月3

            負けるな北星!の会・事務局一同

植村隆さんからのメッセージ

マケルナ会賛同人のみなさまへ
きょうで2014年は終わり、あすから2015年が始まります。
いかがおすごしでしょうか。

ご存知のように私にとって、この2014年は激動の一年でした。
しかし、1217日、北星学園大は勇気ある決断を下しました。
これは日本の大学自治の歴史に残る英断だと思います。
そして、その決断を促す底力となったのは、マケルナ会と賛同人の皆さんの声だったと思います。
ありがとうございました。
本当に感謝しております。

ただ、こうした決断を下した大学には、再び抗議の電話やメールが増えているという 報道もありました。
ぜひ、これからも北星学園大学を見守り、ますます応援の声を上げていただければと思います。
  
私はこの間、北海道新聞、毎日新聞、NHK、東京新聞、ニューヨークタイムズ、韓国の朝鮮日報とハンギョレ新聞、TBSなどの取材も受けました。きちんと資料を見せて、説明しましたが、こうしたメディアは私の記事を「捏造」とは報じていません。

ジャーナリスト青木理さんは7時間に及ぶ私へのインタビューを『抵抗の拠点から』(201412月発行・講談社)で紹介し、次のように書いています。

 植村氏が何かを捏造したわけでもなければ、事実を意図的にねじまげたフシもない。
むしろジャーナリズムの原則からいえば「ごく普通」と評すべき元記者に対し、決して見過ごしにできないほど重大な人権侵害が私たちの眼前に立ち現われている。

私自身も、月刊「文藝春秋」1月号に「捏造報道」に対する反証の手記を発表しました。
新春発売の、月刊「世界」2月号、月刊「創」2月号にも、それぞれ別の角度からの手記を発表します。

2015年、「私は捏造記者ではない。不当なバッシングには屈しない」ということを言論の場で訴え続けるとともに、全国各地で講演活動を行うなどの活動を始めようと思います。

それとともに、家族を守り、大学を守るためにも誹謗中傷に対する法的な対応もとっていこうと思います。 
その際はまた皆様にご報告し、ご協力を呼び掛けたいと思っています。
 どうぞよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。
  
2014年12月31日 
         
    北星学園大学非常勤講師・元朝日新聞記者 植村隆