2015年10月1日木曜日

殺害予告を受けたシールズ奥田愛基さんへの植村隆さんのメッセージ

以下、植村応援隊のブログから転載いたします。



〈奥田愛基さんと家族への「殺害予告」は絶対に許せない〉
 

シールズの奥田愛基さんと家族への殺害予告は犯罪だ。
同じような被害を受け続けている私は、この卑劣な犯罪行為を見過ごすことはできない。 

奥田さんは、シールズの中心メンバーとして安保関連法案に反対し続けてきた。
この国には、自分たちにとって不都合なことを言う人を力づくで黙らせようとする勢力が存在する。 

私は1991年、韓国で元日本軍慰安婦が被害証言を始めたという記事を書いたことで、一部メディアやネットでバッシングされてきた。
私が神戸の大学に転職が決まったことが「週刊文春」で昨年1月末に報じられたことをきっかけに、一気にエスカレートした。

 私を慰安婦問題の捏造記者だとする 「週刊文春」の記事はネットで拡散し、大学側に抗議電話やメールなどが相次いだことで、私は転職先を失った。
非常勤講師を務める北星学園大学にまで脅迫状がきた。
私だけでなく、高校生の娘は名指しで殺害予告を受けた。

 たとえ、自分と異なる意見の持ち主だとしても、それを脅迫という暴力で封じ込めようとする行為はあってはならない。

安倍首相には、「日本は民主主義の国だ。奥田さんへの脅迫は私が許さない」と言ってほしい。
意見が違っても、奥田さんの言論の自由を守る姿勢を示してほしい。
毅然とした政権の姿勢が、卑劣な行為の抑止になる。

奥田さん、ひるまず、ますますがんばってほしい。
私も負けない、ひるまない。


                 2015年10月1日 

植村 隆(元朝日新聞記者・北星学園大学非常勤講師)

2015年9月5日土曜日

マケルナ会シンポジウムを開催


シンポジウム「北星問題」の意味するもの
  ~負けるな北星!の会の1年~
 
日時 9月19日(土)午後2時~
会場 かでる2・7 (4階) 大会議室
参加費 500円

内海愛子氏(恵泉女学園大学名誉教授)講演&パネルディスカッション
※予約不要。直接会場へ


植村隆さんの名誉棄損訴訟、札幌地裁からn移送決定が取り消されました

 

 植村隆さんが櫻井よしこ氏らを相手に起こた名誉毀損訴訟について、札幌高裁は8月31日、「札幌地裁ではなく、東京地裁で行う」とした札幌地裁の決定を取り消しました。署名へのご協力ありがとうございました。

札幌弁護団の声明

2015年7月18日土曜日

植村隆さん名誉棄損裁判の移送決定取り消しを求める署名にご協力を(署名の送り先を追加)

植村隆さん名誉棄損訴訟の札幌弁護団は次のように訴えています。
*******札幌弁護団より********
私たちは、札幌地方裁判所に名誉毀損訴訟を起こしましたが、札幌地方裁判所は、被告らの移送申立てを受けて、東京地裁に移送する決定をしました。
その理由は、被告らの関係者は東京周辺に在住していることや被告らが札幌に出廷する期日調整が困難であるといった技術的理由から、東京地裁に移送を決定しました。
  しかし、非常勤講師である植村さんと著名なジャーナリストや出版社の経済格差は明らかです。しかも、植村さんは名誉毀損の被害者であり、その名誉毀損によって職を失った方です。
それにも関わらず、植村さんと弁護団に毎回、東京に出廷を求めることは極めて不公平です。また、移送決定は、マスメディアによる一市民に対する名誉毀損事件を事実上東京地裁の専属管轄とする結果を招く先例となる無謀かつ極めて不当な決定です。
植村さんの被害の実態を十分に審理するためには、裁判は地元である札幌地裁で行うことが必要ですし、最もふさわしいと考えられます。そこで、私たちは札幌高等裁判所に抗告し、現在、審理されています。
この裁判は、札幌の弁護士を中心に107名もの弁護士が代理人となっています。
植村さんの名誉を回復するためであることは言うまでもありません。慰安婦問題をなきものにしたい者たちによって「捏造記者」のレッテルを貼られ、過去の言動をなきものにされようとしている言論の自由、脅迫や圧力等による大学の人事介入や大学の自治、学問の自由の危機。こうした自由の危機的状況を象徴する事件だと考えているからです。
植村訴訟は、私たちは札幌地裁での審理を求めていますが、残念ながら札幌地裁は不当にも東京地裁への移送を決定してしまいました。札幌高裁の判断も予断を許しません。
しかし、仮に、東京地裁に移送された場合であっても、講演会や裁判報告集会などを企画して、みなさんに裁判の状況をご報告したいと考えています。また、植村さんの名誉回復や今日の事態を打開するためには市民の皆様のご支援も必要になります。今後ともぜひ応援をよろしくお願いします。
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署名用紙・印刷用
このような訴えを受け、その決定の取り消しを求める署名活動が始まりました。是非ご協力をお願いいたします。
高裁の決定が迫っていることから、遅くても7月27日までに、以下へ郵送していただき 〒060-0042
札幌市中央区大通西12丁目
北海道合同法律事務所気付
北星学園大学卒業生有志一同 

★集まった署名の送り先に、FAXとメール(スキャンした用紙を添付)が追加されました。
よろしくお願いします。
FAX:011-231-3444
メール:uemurasaiban.sapporo@gmail.com

2015年7月10日金曜日

青木理さん講演会があります。7月16日はかでる2・7へ



政権の傲慢と政治の劣化が目に余る。

権力を監視するはずのメディアはどうだ?

市民が何とかしなければ・・・・

青木理さんと一緒に考えよう。

7月16日はかでる2・7へ!


2015年6月7日日曜日

【公開学習会】 北星学園大学脅迫事件から考える メディア、ネット社会、大学 ―自由と民主主義の危機!?―

【公開学習会】
北星学園大学脅迫事件から考える メディア、ネット社会、大学
―自由と民主主義の危機!?―

2014年春、北海道の北星学園大学に「非常勤講師の植村隆をやめさせなければ爆破する。学生を痛い目に遭わせる」という脅迫状が複数届く事件が起こりました。その後も電話やメールの攻撃も続いています。
 元朝日新聞記者の植村さんは 1991 年、韓国の元日本軍慰安婦のつらい体験の告白を記事にし、一部の人たちから批判されています。議論は言論の自由ですが、脅迫や業務妨害は犯罪です。植村さんの高校生の長女は氏名、写真をネットでさらされ「自殺に追い込む」と脅されました。長男の高校の同窓生は人違いされ、ネットに写真と実名入りで「売国奴のガキ」「自殺しろ」などと書かれる被害も生じています。

 植村さんの講座は留学生対象の「国際交流」で、慰安婦問題ではありません。学生が何を学ぶか、大学が誰を講師にし、何を教えるかは、学問の自由、大学の自治です。北星学園大学だけに限らず、神戸や大阪の二つの大学でも同様の問題が起きました。これは自由と民主主義に対する攻撃といえます。大学や植村さんに対して応援する団体も立ち上がり、現在もこの問題は続いています。

この学習会では、今回の問題を単に「一大学における特殊な講師に関する事件」としてではく、私たちの社会全体の問題としてとらえ、植村さんを応援するため大学内でさまざまな働きかけを行い、外に向けて発信を続けておられる2人の教員をお招きし、メディア、ネット社会、大学のあり方を参加者とともに考えます。 
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日 時:2015年6月14日(日)15:00~17:00 ※開場14:30

会 場:法政大学 市ヶ谷キャンパス 55年館3F 531教室
 ※アクセスはこちら

資料代
 一般:800円
 PARC会員・法政大学学生・院生:無料

登壇者
 原島正衛(北星学園大学経済学部学部長)

 勝村 務(北星学園大学経済学部准教授)

コーディネーター:内海愛子(元PARC共同代表、元日本平和学会会長)
【講師プロフィール】
◆原島正衛(はらしま・まさえ)
北星学園大学経済学部学部長。1954年 埼玉県生まれ。1977年静岡大学人文学部卒業。1985年立教大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。オランダ留学、外務省専門調査員(在ベルギー日本大使館)、国際コンサルティング会社、欧州関連の研究機関等を経て帰国。1994年北星学園大学経済学部講師。1997年同経済学部助教授。2004年同経済学部教授。2013年以降同経済学部長。専門は欧州統合の歴史的分析、戦後オランダ経済分析。

◆勝村 務(かつむら・つとむ)
北星学園大学経済学部准教授。1968年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得満期退学。東京大学社会情報研究所(現・情報学環)教育部研究生課程修了。東京学芸大学非常勤講師などを務めたのち、2006年より北星学園大学に奉職。専門は経済原論および文化経済学。共編著書に『貨幣と金融』(社会評論社, 2013年)。共著書に『貨幣・信用論の新展開』(社会評論社, 1999年)、『模索する社会の諸相』(御茶の水書房, 2005年)。

◆内海愛子(うつみ・あいこ)
恵泉女学園大学名誉教授。元日本平和学会会長。元PARC共同代表。1941年東京生まれ。学生時代に日本朝鮮研究所所員。インドネシア国立パジャジャラン大などの講師を経て、恵泉女学園大教授を歴任。在日韓国・朝鮮人の人権・戦後補償運動を担う。専門は、日本アジア関係史、戦後補償論。 

お申し込み 下記のフォームにて送信いただくか、
メール、電話にてお名前申込人数をご連絡ください。
申込フォーム:こちら

共 催NPO法人 アジア太平洋資料センター(PARC)/法政大学国際文化学部

お申し込み・お問い合せ
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455
E-mail :office@parc-jp.org 

2015年4月30日木曜日

「学問の自由を考える会」結成ーみんなで声を上げよう!

声明を発表する広田照幸・日本大教授(左)と
山口二郎・法政大教授
=衆院第2議員会館
(朝日新聞の記事から)
文部科学省が国立大学に対し、入学式や卒業式で国旗掲揚と国歌斉唱を行うよう要請する方針を示したことは「学問の自由と大学の自治を揺るがしかねない」として、国立大や私立大の教授や作家ら21人が呼びかけ人となり「学問の自由を考える会」を結成した。28日に国会内で記者会見し、文科省に要請の撤回を求める声明を発表した。
 「考える会」は声明で「国立大学法人運営費交付金に依存する以上、『要請』が圧力となることは明白」「国旗国歌の強制は知の自律性を否定し、大学の役割を損なう」と主張。代表の広田照幸・日本大教授は「式自体が教育の機会と位置づけられる中、要請は今後、具体的な教育研究の中身に政府が口を出す突破口になりかねない」と話した。今後はネット上で賛同者を集め、夏にもシンポジウムを開く予定という。



2015年4月23日木曜日

植村隆さん名誉棄損裁判 東京訴訟第1回口頭弁論&報告集会のご案内


植村隆さんが原告の名誉棄損裁判。東京訴訟の第1回口頭弁論があります。
終了後には報告集会も開催されます。

傍聴や集会で、植村さんを励ましてください。
よろしくお願いします。

報告集会からのご参加も大歓迎です。
お待ちしています。

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【第1回口頭弁論】

○4月27日(月)15時開始
○東京地裁103号法廷
http://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai/index.html

植村さん本人と弁護団の意見陳述を行います

★傍聴券抽選が予想されます。
14時~14時30分ころまでにお越し下さい。


【報告集会】

○4月27日(月)17時~20時(16時15分開場)

開場から集会開始まで、植村さん講演会(神戸)のビデオ上映を予定しています。

○場所:参議院議員会館講堂
http://bb-building.net/tokyo/deta/457.html

○プログラム
1 原告・植村隆さんあいさつ
2 弁護団から第1回口頭弁論の報告
3 山口二郎・法政大学教授の講演

○参加費無料・カンパにご協力お願いします

*撮影・録音を希望する方は、受付にて事前にご登録ください。無許可の撮影録音は固くお断りします。

★第2回口頭弁論日程決定!
6月29日(月)15時@東京地裁

2015年4月18日土曜日

報告:4/5開催のシンポジウム「朝日新聞問題を通して考える 『慰安婦』問題と日本社会・メディア」

会場へ取材に来られていたフォトジャーナリストの山本宗補さんが、シンポジウムの報告をご自身のブログで紹介されています。

読み応え、見応えがあり、内容を簡潔・的確にまとめてくださっています。
ぜひ、ご覧ください。

シンポジウム「朝日新聞問題を通して考える「慰安婦」問題と日本社会・メディア」報告
http://asama888.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-87d9.html




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4月5日(日)13:30~17:30(開場12:45)
東京外語大学でシンポジウム「朝日新聞問題を通して考える 『慰安婦』問題と日本社会・メディア」が開かれます。

植村さんは特別発言者として参加。

発言者
◆歴史学研究者の立場から  松原宏之(横浜国立大学准教授)
◆法律家の立場から     伊藤和子(弁護士・ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
◆メディア関係者の立場から 青木理(ジャーナリスト)
              林香里(東京大学大学院教授・朝日新聞第三者委員会委員)
    
詳しくはこちらをご覧ください。http://fightforjustice.info/?p=3563

★当日の会場で、植村応援隊が作成した「資料集ブックレット」も発売します。